アンパンマン すきじゃなかった

つぶやき

アンパンマンのストーリー

多分みなさんご存知ですよね

困っている子がいると 声をかけて お腹が空いている子には自分の顔をたべさせてあげる

そして 悪さをしているバイキンマンなどがいると アンパンチでやっつける

そんなストーリー 素晴らしい素敵なアンパンマン

それがなんですきじゃないの?  

それは保育士時代の自分の信念  子供には年齢にあった文化を伝えることが望ましい 

という想いから発生しました。

アンパンマンのヘビーユーザーは乳児さん

保護者がアンパンマンのグッズを与えるのはだいたい0 1 2歳児さん

幼児になってくると 卒業していきます。

でもね

アンパンマンのお話って結構難しい やなせたかしさんの伝えたいこと もそのお話の中にはちゃんと入っている。

5歳児でやっと本当の意味がわかるかな???っていう感じです。

だから乳児さんにしたら

『アンパーンチ』なんていう 刺激的な部分しか入ってこない

だって1歳のこどもたちって絵本『いないないばあ』で笑顔になる そんなかんじです。

だから本質的に与える年齢が早すぎる。

そこには資本主義の社会のなかでの 金儲けの匂いがぷんぷんします。

かわいい我が子の喜ぶ顔がみたいから 保護者は簡単に買い与えてしまう

そして もうひとつ 伝えたいのは 子供は真似したいあこがれの大人の存在があるからいろんなことを学習していく。はず

おやごさんの真似をして携帯してたり お化粧したり そんな姿とってもかわいいですよね

それを アンパンマン に奪われてよい?

2歳児で担当した子供さん その子は(Aちゃんとしますね)アンパンマンではないけれど戦隊シリーズにはまっていてずっとその世界にいました。

戦隊モノなんてそれこそ2歳児さんには難しすぎる。

作者さんはそれぞれ 暴力では解決できないよとか 戦争は何も生み出さないよ とか伝えたいことがあると思うのですが

2歳児さんでは難しすぎる(そもそも幼児のレベルの内容ではない だけどヘビーユーザーは幼児)

だからAちゃんは今の自分には強すぎる刺激を受け止めることに一生懸命で1日中 『トー』とか『ヤー』とかいいながらだれかと戦っていました。

そんな姿の子供時折おります。

そんな姿を見ていると 年齢にあった環境 刺激を考えることは大切よなーと日々思っておりました。

そんなこんなでアンパンマンの印象はとてもよくないものでした。

前書き長すぎ(笑)

で 何が言いたいかというと

でもそれは『アンパンマン』が悪いのではなく 状況が不適切なだけだったということです。

なんかね 私ってこれはこうだから だからこうやねん (分かりにくいー笑)

って思い込みや決めつけが実に激しい人間だなあって 今になって思ってるわけなんですよ

今社会を見渡すと いろんなところで分断がおきてませんか?

ちょっとした意見の違いで相手は絶対悪だと決めつけてしまう

でも 人間って一筋縄ではいかない 

その人の中には 見る方向によっていろんな面がみえてくるわけじゃないですか

傷つきたくない 嫌な想いはしたくない 私もそんな気持ちとても強いです。

だから 殻に閉じこもってしまおう そんな夜もいーーーっぱいあるわけです。

でもね  

人は人 自分は自分 だから同じになるわけないし 人をなんとかしようなんて絶対に無理

だからこそ 自分とちゃんとお話しして 今自分はこうしたいんだな こうおもってるんだと自覚して

ちゃんと丁寧に敬意を持って人と対峙することが大切なんだなと感じています。同じではなかったとしても

アンパンマン を好きじゃないと 決めつけていた自分

そこからいろんなことを学ばせていただきました。

『やなさたかしさま』ありがとうございました。

 

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