上映会にいってきました。
心の友で同志でもある 彼女が この二つの映画を上映会するというので
横浜まで (私がいるのは滋賀県近江八幡 車で6 時間ほど)
映画を見るために 彼女とお話しするために そのために行きたい
私にとってそれは冒険でした。(出店ならどこにでもいけるんですよ お仕事やから(笑)そしてまた旅行ならいけるんだよ 旅行だから(笑)なんかいいわけ?理由がないと動けない 私をしばっているものはなんだ?)
行きたいところに行く 好きな空間で過ごす そう決めてるのになかなか実行できない。
なんだそれは?やるぞ と決心
私にとってのひとつの壁を乗り越える冒険でした。
大和の赤子

大和の赤子
この映画は存在を知った時から見たくて 見たくて
自分で上映会しようかと思い詰めたけれど まあ一度見ないことにはご紹介できないと我慢していた作品です。
日本で育った 外見は 白人 の監督が 外国人だからこその視点で 日本の今の姿やルーツを描いてくれています。
見て感じて欲しいので あらすじなどにはふれませんが
映画の中で監督が 日本人の中学生と話していて
『日本人ってかっこいいよ』といった場面がありました。
なぜかその言葉を聞いた時 ぽろんと涙が流れたのです。
不思議な感覚でした。
そしてもうひとつ
消せない約束

こちらは特攻隊に行った青年が現代に甦ってくる というお話しでした。 わたしときたら 特攻隊とか戦争とかってそれだけで
触れたくない 話したくない と思ってました。
第二次世界大戦のあとシベリアにいっていたおじいちゃんが
なんだか怖い 軍歌ばかり聴いている 近寄りがたかった
そんな思い出もあったのかもしれません。
そして戦争 日本というものに なんだか 演歌的なヤンキー的なものを感じて (ほんとごめんなさい)
『ださい』なんても思っていました。
これは私だけの感覚なのかもしれませんが
心にあるもの いろんなことに対してすごく熱く感じること
それはかっこよくない 『ださい』とかんじる価値観を持っていたようにも思います。
何も感じない それがしゅっとしてかっこいいみたいな (なんだそれ???)
だから元来熱いタイプの私はそんな自分がかっこ悪いと思って否定しておりました。
この作品の中で心に響いたのは
『今日本はいい国ですか?』
という問いかけ
学校教育なのか 私の問題なのか 集団心理なのか まあいろんな要因からだと思いますが
愛国心なんてダサい 日本は戦争でいっぱい悪いことをしたんだろうから 悪い国なんだ
だから よく変わらなければならない 戦前までの日本の歴史なんて 大切にする価値もない
と思い込んでいたような節もあります。
この2本の作品はそんな私の価値観に
あれあれ?って思えるそんなエッセンスをなげてくれました。
そして『日本人かっこいいよ』
そこででた私の涙
それは自分の国を愛せない 肯定できない それは自分のルーツも
そして自分自身も
肯定できないことだと気づきました。
今こう書いていてもなんか涙が出そうになります。
自分だけの生育歴だとか 考え方のくせだとか そんなものだけに収まらない
日本人がみんな受けてきた ある意味 ゆるい虐待 そんなものがあるのかもしれません
この国をいい国と誇れること そのこととても大切ですよね
だからと言って 保守だとか 左寄りだとか そんなことではない そんなのどうでもいい
日本って 何千年も前からのご先祖様が 笑って泣いて 一生懸命 生きてきた国なんだよ
だから ほんとうに
一人一人幸せでいい みんな素晴らしい みんなちがってみんないいんだよ
と魂で感じること
それが必要だな と思いました。
涙が出てしまう それって 私自身もまだまだ癒しが足りない。
そしてみんなが癒された時
きっと世界は平和になる。
癒しが足りない私ではありますが 残りの人生の時間なにかの形で 癒しを届ける
それが私の使命なのかも そんなふうにも感じています。
それを
届けていただけた 作品たち それと 横浜での時間に感謝でいっぱいです。
そして横浜を21時に出て 午前2 時に帰宅という無茶をする私
きっとたくさんのご先祖様が守ってくださってるんだろうと確信しております。
やっぱり 冒険はするものですね
主催者さまがた ほんとうにありがとうございました。