久しぶりの投稿になりました。
好きが見つかるお洋服 Voler りえ子です。
2回目の知床五湖に行ってまいりました。
涙が出るほど感激したので投稿しています。
まず入口

ここからは人間がお客様の世界
動物や草木や山 湖がこの場所の住人です。
おじゃましますというきもちで入っていきましょう。
人間が手を極力入れていません。(遊歩道が倒木で塞がったなどの時のみしか触っていないそうです)
そんな説明から始まるツアーに心が引き込まれていきました。

探索路に足を踏み入れていくといい香りといろんな種類の鳥の鳴き声が迎えてくれます。
森の中がこんなにいい匂いだとは 初めての体験でした。

森の中にはたくさんの木があります。
そして中には風で倒れてしまった木も
そんな木にも人間が手を加えることなく見守っていると

倒れて腐った木から新しい命が芽吹いてきます。
手を加えることのない自然の営みの中で、次の世代へと引き継がれていく命
それは途切れることなく続いていきます。
こちらは『お母さんの木』みずならの木です。

みずならの木はどんぐりを落とします
どんぐりは森の動物みんなにとってとても大切な食料の一つです。
今シーズンはどんぐりが大量に落ちたそうで、動物たちはまるまると栄養たっぷりで
子供を連れた動物たちも多くみかけるとのこと
でもシーズンによっては少ししか落ちないこともあるそう。
そんな時には動物の個体数が減ってしまうそうです。
どんぐりを落とす数によって、お母さんの木は、
森に住む動物の数を調整しているとのこと。
木は人間と同じように考えて 意志をもって そうしているのかな????
もしかしたら木も私たちと同じように
いえいえ もっとこの世界のなりたちがわかっていて
自然のままで 本能のままに 生きていて
だからこそうまく連鎖していけるのかもしれませんね。
そんな風に 考えると なんだか
いろんな人間関係の中で 日々悩んだり 落ち込んでみたり そんなことが どうでもいいように思えてきました。
そして こうしなければ ああするべき と勝手に自分の幅を狭くすることなく
人間も みんな そのままで 自分のままで 生きたいように 生きればいいんだよね
と森の命に 教えていただきました。
散策の途中には 美しい湖が5湖あります。

山々が湖面に映ってとても美しかったです
昔の人が鏡のように 湖面を使ったことも納得です。
そして
知床にも大正期には人間が入り 開拓しようとしたそうです。
その名残がこちらの風景

都会に暮らす私には
こちらもとても素敵な風景に見えるのですが
知床ではこちらの場所も森に戻そうとしています。
木を植えて育っていくのを待つのですが
10年以上たってもなかなか木は増えていかないそうです。
一度 手をいれてしまった自然は 100年単位で見ていかないと元には戻らないそうです。
知床の手付かずの森を歩かせていただいて 木々の香り 鳥の囀りに とても心を捉えられ
癒されて いつまでもそこにいたい気持ちでした。
こうして自宅に帰り パソコンに向かっていても またすぐに あの場所にいきたい
そんな気持ちです。
でも今私たち人間が生きて生活している世界 そこは暑くても 寒くても 快適に暮らせるための 方法がたくさんあり 私たちはそれを享受しています。
森の中で暮らせるのかと言われると 正直 はいとは言えない自分がいます
そして 私たちのご先祖が 作り上げてきた こんな風景も 素晴らしい 美しいと感じます。

自然 と共存していくこと
地球を大切にしていくこと
そのヒントを手付かずの自然がある 知床は教えてくれています。
自分も含めて 私たちは たくさんほしい いっぱい集めたい その思いを強く持ち過ぎてしまったのかもしれません。
自分に必要なものはなんだろう
足るを知ること
それがまず大切なのかもしれませんね
帰りにみつけたこのポスターの言葉

なんんだかとても幸せな気分にさせてもらいました。
お世話になったツアーガイドさん とても心に残るおはなしをありがとうございました。
また訪れる と心に決めた私でした。森の命さん また会おうね
#知床五湖
#知床
#北海道

